粉体インクとも称される 「 トナー 」。いったい何からできているのでしょうか。
その成分や構成比および機能について、モノクロトナーを参考に例をあげてみましょう。
【 磁性 1 成分トナー 】
● バインダ樹脂 → 20~80% / 結着性、定着性、帯電性
● 磁性粉 → 80~20% / 磁性、着色
● カーボンブラック → 0~20% / 抵抗調節、着色
● 染料 → 0~5% / 電荷制御
● 離型剤 → 0~10% / 定着オフセット防止
● 外添剤 → 0~5% / 流動性、クリーニング性、電気特性
【 2 成分現像剤用トナー 】
● バインダ樹脂 → 80~90% / 結着性、定着性、摩擦帯電性
● 染顔料 → 5~15% / 着色、摩擦帯電性
● 電荷制御剤 → 1~5% / 摩擦帯電性
● 離型剤 → 0~5% / クリーニング特性、定着オフセット防止
● 外添剤 → 0~5% / 流動性、摩擦帯電性、クリーニング性
上記のような成分からトナーは構成され、磁力または電気的にカートリッジ内またはプリンタ内にて搬送、用紙に定着されるのです。