汎用トナー(または、汎用品:はんようひん)とは、「ノーブランド品(NB)」「白箱」ともいわれる新品のトナーカートリッジまたはドラムカートリッジのことをいいます。
トナーカートリッジを製造しているのは、その知的財産所有権(製法特許など)、または技術力や設備等を備えた数社のメーカーによって製造され、各社の商標(ブランド)で市場に流通しています。
例えば、A 社で製造されたカートリッジが X 社や Y 社のブランドで販売されていたり、もちろん A 社 自らが A 社のブランドで販売していたりもします。
その理由としては、各メーカーが競って開発費や設備費などに投資するよりも、パテントを所有し生産体制を整備しているメーカーへ委ねた方が得策と考える向きもあるためです。
(最近では、パテント切れとなった部品の製造、あるいはそれらを回避した代替部材の製造をおこない、提供しているメーカーも存在するようです。特に、インクカートリッジの市場においては、そうした傾向にあり、汎用品を互換品と称するケースもあります。)
実際は、A社ブランドのカートリッジを X 社のプリンタや Y 社のプリンタに挿入しても使用できるのですが、消費者にとって、よりわかりやすくするために、各社の適応機種を明記した個装箱に入れ替えるなどして汎用品は市場に供給されています。
さて、ここで質問 ・・・
① X 社ブランドのカートリッジ → 50,000円/個
② ①と全く同型・同仕様の汎用品 → 30,000円/個
あなたはどちらの商品を選択しますか?