近年、情報処理を中心とした技術革命が進んでいます。その結果・・・
- 私たちはいつでも簡単にパソコンやスマートフォン、タブレットなどのディスプレイで、非常にきれいな画面を見ることが出来るようになりました。
- 動画や画像をよりきれいに、より快適に楽しめるよう、テクノロジーは日々進歩し続けています。
しかし、きれいな画面は美しさだけを人間に与えてくれたのでしょうか?
画面からは様々な種類の光が出ています・・・
しかも、画面から発せられる光の強さが、ブラウン管の頃と比べて強くなっています・・・
最近、「ブルーライト(青色光)と健康問題」という社会的現象が議論されるようになりました。
ディスプレイの画面からは、主に下記三種類の光が出ています。
このなかで、目に一番悪い光、それは・・・
紫 外 線
※ここでいう紫外線とは波長が315nm以下のUVB及びUVCのこと。
最近分かってきた事があります。 それは・・・
- 目に悪いのは紫外線だけでは無いこと
- 画面から発せられる光が、以前にも増して強くなっていること
可視光線は人間の目が色を認識するために必要なものですが、そのなかに目に対する負担が大きい光があることが分かってきました。
それが
ブルーライトです。
※黄斑:網膜の中心部直径6000μm の範囲のことこの部分の働きが視力の維持、色の識別を行う。
このようにブルーライトは網膜の一番後ろの眼底にある黄斑部にまで達しダメージを与えます。これが眼精疲労、肩こり、ひいては『加齢黄斑変性症』のような眼病を引き起こす原因であると言われています。
ピントを合わせにくい光のため、毛様体筋が刺激され、目に負担がかかり【眼精疲労】 や【 ドライアイ】になる可能性があります。
ブルーライトは紫外線に近い光線で、他の可視光線に比べ波長が短いため
レイリー散乱と呼ばれる散乱現象を起こしやすい光線です。光はその物質の持つ色を反射し、それ以外の光を吸収する性質があります( これが人間が色を認識する仕組み)。この
レイリー散乱とは、光が非常に小さい粒子( 物質) にぶつかった時に起こる光の散乱のことで、波長が短いブルーライトはこのレイリー散乱を起こしやすい性質にあります。ですのでブルーライトの成分が多いLED 液晶ディスプレイの場合、青い文字や写真の青色部分に「にじみ」が現れます。この「にじみ」にピントを合わせようと瞳孔を収縮させる毛様体筋が絶えず働いてしまうことが、眼性疲労の大きな原因ではないかと言われています。
赤色のように長い波長の光は空気中の微粒子にあたりにくく、反射をあまり起こすことなく光源からの光が眼に届きます。
ブルーライトは波長が短いため、他の波長の光線と比べ空気中の微粒子に当たり拡散しやすくなります。そしてこの
拡散した光が「にじみ」の原因になります。
遠方からのブルーライトは空気中の多くの微粒子に当たり拡散するため、眼までその光が届きにくいが、PC やモバイル端末のような至近距離からのブルーライトは、光源からの大元の光に加え、拡散光まで非常に多くのブルーライトが眼の中へ入ってくる。眼はそれらのブルーライトすべてに対してピントを合わせようとすることから、
毛様体筋が絶え間なく働き緊張状態が続きます。それが大きな眼精疲労へとつながると言われています。
夜、自然界の中ではあまり見ない光のため、脳が時間を勘違いし「昼」と認識、メラトニン(睡眠を促す酵素)の分泌を抑制。
その結果
【体内時計がズレる可能性】
近年の研究では、人の網膜には光の色を感知する「錐体(すいたい)」と、暗いところでも明暗を感知する「桿体(かんたい)」以外の視細胞が発見され、その第3の光受容体がサーカディアンリズム(体内時計)をコントロールする役割を果たしていることが分かってきました。
この第3の光受容体は460nmという強いエネルギーを持つ光のみに反応します。つまり
ブルーライトこそが体内時計を整え、健康を維持する重要な役割を果たしている光だったのです。
ブルーライトはPC、スマートフォンやタブレットといったLED を光源とした様々な機器から多く出力されていますが、それらを夜見続けるとどうなるのでしょうか?専門家によればメラトニンの生成が抑えられ、質の良い睡眠が得られないばかりか、「睡眠障害」を引き起こしてしまう可能性があるといわれています。ブルーライトを正しくコントロールすることは、サーカディアンリズムを整えること、すなわち心身の健康を整えることにつながっていくのです。
ちなみに、このメラトニンというホルモンは活性酸素という人間の身体を老化させていく疲労物質を除去してくれる抗酸化物質でもあります。その働きはビタミンEの約2 倍ともいわれています。ブルーライトをコントロールすることは、私たちがいきいきと充実した毎日を送るために、必要なことだと思われます。
ただし、日中( とくに午前中)はブルーライトには覚醒作用があるので、できるだけ自然界にあるブルーライトは浴びて、ディスプレイから発せられるブルーライトのみをカットすることが望ましいと思われます。
そこでブルーライトカットフィルム・パネルのご使用をお勧めいたします。
BLCフィルム・パネルは光を通す量を調整しているので、すべての人に対して有効です。
◆私たちはこのような方々にブルーライトカットフィルム・パネルのご使用をお勧めいたします。
- 長時間パソコン等を使用される方
- 夜遅くまで仕事をしなければならない方へ
- ゲーム機などを利用する、子どもたちへ