【店長ブログ】
地方創生のカギとは ・・
総務省が26日に発表した国勢調査の速報によると、去年10月1日現在の日本の人口は1億2711万47人で、前回(5年前)の調査と比べて94万7305人、率にして0.7%減となり、5年ごとに行われる国勢調査では、1920年(大正9)の調査開始以来 初めて人口が減り、「日本は人口減少の局面に入った」 とした。
都道府県別にみると、減少したのは39道府県で、増減率でみた場合、秋田県(▲1.18パーセント)、青森県(▲1.04パーセント)、山形県(▲0.90パーセント)と続く。増加したのは、東京都(0.53パーセント)、埼玉県(0.14パーセント)、神奈川県(0.13パーセント)など首都圏にみられ、千葉県を含めた4都県で全国の4分の1以上(3600万人余り)を占める結果となり、東京圏への一極集中がますます強まった形となった。
人口減少が進む地域を活性化するには 「介護、健康、環境、補修、安全・安心、食料、エネルギー、観光産業」 がカギになると、ある討論会で耳にしたことがある。
そういえば、先日故郷から送られてきた農産物といっしょに紛れ込んでいた 『さきがけ新聞(秋田魁新報社):2015年12月1日付』 を広げてみると、「仙北市への観光客が倍増!」 と喜ばしい見出しが躍っていた。
仙北市は、日本で最も深く 冬でも凍ることのない神秘的な湖 「田沢湖」 があり、周辺にはスキー場や温泉地など、多数の観光施設が軒を並べているエリアで、数年前には韓流ドラマの舞台になり、日韓で話題となった。
その秋田県仙北市で、2015年1~9月に宿泊した外国人観光客の数が約1万4千人となり、前年同期の約2倍に達したという。円安や観光ビザの発給要件の緩和、市による海外からの観光誘客に向けた取り組みが後押しし、このような数値に表れたようだ。
観光立国を提唱し、訪日客 年間3000万人超を目指す 安倍政権。日本の諸地域において、こうした熱心な働きかけが、今後の地方創生に欠かせないものとなってくるのかもしれない。
2016/02/29