【店長ブログ】
第100回 夏の甲子園大会 ・・
この夏の甲子園大会を大いに盛り上げてくれた秋田県立金足農業高等学校。
1915年、第1回大会の秋田中学以来、実に103年ぶりに秋田県勢として決勝進出を果たし、優勝は逃したものの、準優勝という輝かしい成績を収めた。
今大会は、第100回のメモリアル大会であったため、例年2校が代表となる北海道と東京に加え、地方大会で準々決勝の前に5回戦をおこなっている埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の7府県も2校の出場となり、全国56校が甲子園で熱い戦いを繰り広げた。
参加56校中、私立が48校、公立が8校で、金足農もその1校に数えられる。
スポーツ教育に力を入れている私立に比べ、設備や環境面では、決して恵まれているとはいえない公立高校野球部が、奇跡をおこし、逆転に次ぐ逆転で、優勝経験のある名門校を破り、あれよあれよという間に決勝戦まで上りつめた。
そして、連戦を一人で投げ抜くエース吉田君の姿、9人全員で戦い抜く姿、校歌を全員で反り返って熱唱する姿は、全国の人々に多くの感動と勇気を与えてくれた。
あるアンケート調査で、『決勝戦はどちらが勝つと思いますか?』という問いに、金足農が65%、大阪桐蔭が35%という結果が出ていた。
これは「勝つと思う」といった予測ではなく「勝ってほしい。頑張って」という応援メッセージだったのではないだろうか。
今回、またしても白河の関を越えて優勝旗を持ち帰る『東北の夢』は果たされなかったが、近い将来、必ずや実現されることを期待してやまない。
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【試合日/吉田君の投球数/戦績】
・8月8日(157球)1回戦 5-1 鹿児島実
・8月14日(154球)2回戦 6-3 大垣日大
・8月17日(164球)3回戦 5-4 横浜
・8月18日(140球)準々決勝 3-2 近江
・8月20日(134球)準決勝 2-1 日大三
・8月21日(132球)決勝 2-13 大阪桐蔭
2018/08/27