【店長ブログ】
旧態依然・・・
今夏 8月の上旬、ある文具・事務用品卸会社より、「 貴社のサイト(トナー246ドットコム)で、文具・事務用品をいっしょに販売していただけないでしょうか。お忙しいとは思いますが、一度ご説明にお伺いしたいのですが・・・ 」 と、突然営業マンから電話をいただいた。
同社は、『アスクル』 『カウネット』 『たのめーる』 などと同様、オフィス向けにカタログ通販をおこなっているという。
お盆休みが明けた 8月下旬に来訪され、会社案内、事業概要書と、資料を前に説明を受けた。
従業員は100名弱、うちセールスは20~30名。文具卸問屋として戦後まもなく東京で創業。60年近い歴史をもち、最盛期には年商60億円を超す売上をあげていた。
聞くとその彼は、同社社長の御曹司だという。1990年代後半より、新たな取り組みとしてカタログ通販をはじめ、同時期にショッピングサイトを立ち上げるなど、新規事業の先頭に立っていた。
その会社が、破産手続きを開始したというのは、それから間もなくのことだった。負債は25億円超。一説には、当てにしていた大手銀行からの融資がストップしたのだとか・・・(いわゆる貸し渋りか・・)。
このところ、毎日トップニュースとなっている、米国サブプライムローン問題に端を発する、世界同時株安。まさかと思われていた超大企業でさえ破綻する状況は尋常ではない。すでに、国内の金融機関や日本を代表する輸出企業、ひいては下支えしている中小企業にも余波が押し寄せている。
販売のあり方や資金調達の方法について、旧態依然とした体制が未だ見受けられる昨今。そうしたビジネス・スタンスにおけるドラスティックな改革が求められていると感じているのは、私だけではないはずだ・・・。
2008-10-10