【店長ブログ】
江藤慶大優勝!
「元プロ江藤慶大優勝!」
スポーツ紙を見渡していると、その見出しに目を奪われた。
「元プロ」。。。 「江藤」... 「えとう」...
・・ んっ !? もしかして、、、
紙面を隅々見渡すと...
やはり、そうだ。。
思っていたとおり、「江藤」とは「江藤省三」さんのことだった。
江藤省三氏とは、中京商(現中京大中京)から慶大に進み、内野手として、4年間で3度のリーグ優勝を経験。巨人、中日では守備固めや代打でいぶし銀の働きをし、1976年の引退後は、巨人、ロッテ、横浜でコーチを歴任した。巨人では守備コーチなどで慶大の先輩・藤田元司監督の2度の政権を支えるなど、その功績は大きく、昨年、元プロ経験者としては初めて慶大の監督に就任し、東京六大学リーグとしても初の元プロ監督となった。(兄は、元中日、ロッテで活躍した故江藤慎一氏)
その江藤新監督が、就任早々、あのハンカチ王子こと、早大の斎藤佑樹投手を打ち破って、11季ぶり32回目の優勝を果たしたのだ。
あれは、今から4、5年ほど前になるだろうか。。
私が以前 勤務していた会社で、『元プロ野球選手による野球の個人レッスン』という企画があり、その時の講師が江藤さんで、一緒に仕事をさせてもらったことがあった。
当時、神奈川県内のシニアリーグに所属する中学生の兄弟2人に対し、週1回(2時間程度)・計6回というプロジェクトで、江藤さん自らがベイスターズのユニフォームを着用し、打撃や守備について指導され、そのお手伝いをさせていただいたのだ。
「二岡もこういう練習をしてきたんだ!」 「仁志は・・・」 「○○は・・・」
その頃ジャイアンツで活躍していたプロ野球選手の実名をあげての指導には説得力があった。
そうした練習は、就任した慶大でもおこなわれていた、という記事を見て、その時のことを思い出した。
現役を退いてからは、解説者として、指導者として、様々なカタチで常に野球に携わり、リトルリーグなど小さいお子さんに対しても、懇切丁寧な指導で定評があった江藤さん。
5月31日、神宮球場で胴上げされた、68歳新任監督の目には、こみ上げるモノがあったという。
2010-06-04