【店長ブログ】
教育現場で、今 ・・
先日、横浜市内のある大学に出向き、経済学に関する公開講義を受けてきた。
現代の学生はどのようなことを学んでいるのだろうか。興味津々で潜入してみた。
その日は 「組織社会を生きる」 といったテーマで、組織社会とは何か、組織論とは何か、という流れで授業が進んでいった。
久々の学生気分に酔いしれながらも、テンポ良く語る教授のトークに徐々に吸い込まれ、快適に聴講することはできたのだが、講義の内容が何か我々の時代とそれほど変わっていないような気がした。。
というのも、そのレクチュアでは 「H、T、S といった大手電機メーカーでは こうだった」 とか、「H や T といった自動車メーカーでは こういうことがあった」 とか、例えられる企業が昭和を代表する (もちろん現在に至る) 大手企業の当時の成功例や、組織のあり方についての話 (我々も聞かされたような) が多く、この時代にマッチするのかなぁ ・・ (?) 現状にそぐわないのでは ・・ (?) と思うほどだった。。
タイミングを同じくして、15~39歳の 「若年無業者」 の数が年々増え続け、全国で200万人を突破したというニュースを耳にした。
若年無業者の中には、これまで親や先生から勧められるがままに進路を決めてきた者が多く、就活中に突然 心が折れて ひきこもったり、大学卒業後に企業へ就職したものの、自分のイメージする仕事内容とは かけ離れていたため、転職先も決めずに すぐに辞めてしまった。など 理由は様々だ。
一方大学側では、旧態依然とした画一的な教育を施し、大企業に就職すれば安泰であるかのような幸福論を唱え、そうした教育を受けて社会に出た学生は、そのギャップに戸惑っているのだと専門家はいう。
企業がグローバル化し、革新的なアイディアや新たなビジネスモデルが求められる今日、教育現場においても早い段階での改革、または刷新がなされなければ、ますます流浪する若者が増え続けることは必至といえよう。
2014/08/25